黒田育世(BATIK)振付作品と柴田恵美 振付作品によるダブルビル公演
concept
横浜のSTスポットで行なわれた若手・中堅の振付作品を発表してもらうコンテンポラリーダンス公演「地上波」は、今までに2009年、2012年、2017年、2018年と不定期で4回行なってきました。
地上波(テレビ)がアナログチューナからデジタルチューナーに変わる頃、身体が地上で起こす波をダンスと提起しなおし、テレビに対向するために立ち上げたのでした。2009年〜2019年の間、STスポット伝説の若手発掘コンテンポラリーダンス公演「ラボ20」が休止していたから。という見方も出来ます(牛川比較)。
その「ラボ20」は2020年3月に復活することになりました。独断と偏見で行なってきた俺のラボ20=地上波は、一定の役割を終えました。というような緻密に計画したものでは全くなく、今年(2019年)2月にスタジオHIKARIがオープンするというのを聞き、居合わせたダンサーやスタッフと飲んでいるうちに「地上波+」のアイディアが出て来て、今回のように相成りました。
過去4回の「地上波」公演に出演し、今なお勢力的に活動している当時の若手・中堅ダンサーに再び出演してもらい、更に日本のコンテンポラリーダンス黎明期から今なお活躍しているダンサーとのダブルビル(+プラス)公演。また、若手・中堅に新たについている観客と、黎明期からついている観客も繋ぎ(+プラス)、世代の架け橋となり未来に繋げる(+プラス)公演を目指します。
企画 牛川紀政
作品紹介
SHOKU -middle version-
演出・振付:黒田育世
この手の先の7割の不快
2割の快
取り残されたあと1割
皮膚一枚に隔てられた内と外
内側を『自分』と感じる事、外側を『自分じゃない』と感じる事の不思議
その境界線に
触れる覚悟、触れられる衝撃
誰も触れない秘密
『触』が導く内と外という、かすかで儚いテザワリを
破壊的に踊る事であぶり出そうと試みる
出演:BATIK
[11/1(金)15:00・11/2(土)13:00]大江麻美子、大熊聡美、岡田玲奈、熊谷理沙、武田晶穂、三田真央
[11/1(金)19:30・11/2(土)17:00]
岡田玲奈、片山夏波、相良知邑、武田晶穂、田中すみれ、政岡由衣子
初演(FULL VERSION):2004年8月27日 @シアタートラム
写真:大洞博靖
キム・ドクス 三道農楽カラク
振付:柴田恵美
ゆったり⇔スピードの混在。
同じ<音>なのに毎回違って聴こえ、思わぬ音を拾う。何気なく聴けば鼓動のように心地よく流れ、波打つが、意思を持つとするりと逃げてしまう。
1.ゆったりの味 (行進・和合と団結)。
2.スピードの色 (豊作の祈願、祝い・祭祀)。
3.ゆったりの色 (暮らし、演)。
4.スピードの味 (踊り、芸能)。
攻撃を仕掛けると迷い込む。
つまるところ、どのように生きるのか。
それが試されている世界。
出演:安芸純香 安心院かな 柴田美和 土肥靖子 (東京シティ・バレエ団) 安岡あこ 弥田理沙
音楽構成:キム・ドクス
演奏:キム・ドクス サムルノリ
初演:2019年7月29日@d-倉庫
写真:大洞博靖日程
2019年
11月1日(金)15:00 / 19:30
11月2日(土)13:00 / 17:00
*受付開始は開演の40分前・開場は30分前
チケット
前売 3,800円 当日4,000円
高校生以下 1,500円
*未就学児の入場はご遠慮ください。
会場
チケット取扱い
【予約フォーム】
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=055869ee24
【メール】
お名前・日時・券種・枚数・ご連絡先
上記内容を記載の上、メールをお願いいたします。
チケット発売:10月6日(日)18:00~スタッフ
照明:中山奈美 音響:牛川紀政 舞台監督:鳥養友美
フライヤーデザイン:村社祐太朗(新聞家)制作:瀧本麻璃英、萩谷早枝子(STスポット)
企画:牛川紀政 協力:STスポット、シバイエンジン 特別協力:急な坂スタジオ
主催:神奈川県・地上波
アーティストプロフィール
BATIK
黒田育世の振付による創作を中心としたダンスカンパニー。02年に設立、主な作品に『SIDE B』『SHOKU』『ペンダントイヴ』『おたる鳥をよぶ準備』など。17年に新作『THE RELIGION OF BIRDS』を発表、各地で好評を博した。これまでにダンスアンブレラ・フェスティバル、ベネチア・ビエンナーレ、スペイン・サラゴサ万博、シンガポール・インターナショナルフェスティバル・オブ・アーツなどに招聘され、世界16カ国で作品を上演。敢えてバレエのテクニックを基礎にもったカンパニーとして、多様化するコンテンポラリーダンスの表現の中で「踊ること」にこだわった活動を行っている。
柴田恵美
10歳で始めた新体操からダンスに移行。オペラ、コンサートなど多ジャンルの舞台や、エディンバラフェスティバルをはじめ、北京、韓国など海外公演も多数経験。
07年ソロ創作活動を開始。09年「ダンスがみたい!新人シリーズ」で新人賞受賞。極度の集中力と独創的な造形力が高く評価される。児童バレエの演出振付、TV、MV振付出演など活動の場を広げる。
出産後ブランクを経て、作品性と独創性が際立ったとの評価も高い。
連携企画
急な坂スタジオにて定期的に開催している連続パフォーマンス企画『BATIK100会』との連携企画を行います。
『BATIK100会』、11月vol.5はこれまでの上演の記録映像上映会、12月のvol.6は「SHOKU –solo version–」を複数ダンサーで連続上演に決定!
連携企画として12月のvol.6に『地上波+』のチケット半券をお持ちいただくと、無料でご覧いただけます!12月までなくさずに半券をお持ちください。
開催日時などの詳細は急な坂スタジオHPをご確認ください。
急な坂スタジオHP https://kyunasaka.jp/お問合せ
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